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急性膵炎で入院してから最終的にPET検査を経てやはり「すい臓がん」と判明!このすい臓がんとの闘いを記録に残していこうと思います。
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誰もがいつかは死ぬ!それが早いか遅いかの違いだ [膵臓がん]

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「疲れた。。。もう人生の幕引きをしたい。。。」



これがオレが聞いた母親の最後の言葉だった。


夜の22時頃だったように思える。


歯磨きをしたいと言うから歯磨きをして上げて顔を拭いてマダムジュジュのクリームを顔に塗ってあげた後だったから。



声に元気が無くなり、か細くなってきたのが目に見えてわかるようになってきたのは金曜日のお風呂の辺りだった気がする。



そして19日。


時間にして大体午前3時前だっただろうか、オレは半分眠っていた。


一緒にいたB氏が異変に気付き教えてくれた。



最期は「あーっ」と言う微かな声を発してから呼吸が止まったのだ。



そう、息が止まった。




遠目から見る微かなふとんの上下も変化が無い。



鼻や口に手を当てても風圧を感じない。



目は一点を見つめて微動だにしない。





おかんの後輩のB氏もそばにいて脈や呼吸などを確かめてくれた。


オレは慌てることはなかった。

凄く落ち着いていた。


ふーっと自分は息を吐き、お世話になっている医師会の看護ステーションに電話した。


「母親が息をしていないみたいなので来てもらえませんか?」


そう言うと電話を切った。


待っている間、どうしようもなくてタバコを数本吸っていた。


オレは二階の親父を起こしに行き、弟に連絡した。


ほどなくして夜中の玄関に似つかわしくないほどの大音量でチャイムが響き渡った。


看護師さんはおかんの目をライトで照らし、聴診器みたいなもので胸の音を確認していた。


「今、先生を呼びますので。」

そう涙ながらに話し、「頑張りましたね。」と声をかけてあげていた。


20分だろうか30分だろうか先生がやってきてよくあるドラマのシーンが行われた。


そして午前3時46分に無くなったことを告げた。


本当は3時前に息絶えていたのだろう。


だがそんなことはどうでもいい。


看護師さんが体を拭いてくれてドライアイスを置いてくれた。


親父がおかんの顔を両手で挟み「早いんだよー。」と泣いていた。

近所のkさんが朝にいつものように来てくれておかんの胸で泣いていた。


義理の妹が来て、姪っ子がきた。
お隣のおばさんもきた。



このあとは死亡診断書を取りに行き、葬儀屋さんとの打ち合わせだ。


悲しむ余裕もなくやることがいっぱい迫っていた。


俺の腰痛も悲鳴をあげている。


そろそろ肉体的にも精神的にも限界なのだろう。


カウンター越しにタバコを吸いながら、
おかんの顔を見た。


顔の回りの筋肉がゴッソリないので目をつむらせても口を閉じてもどうしても半分開いてしまう。


息を引き取るその最後の瞬間までオレはおかんのそばにいることが出来た。
おかんの願い通り、病院には丸投げしなかった。


もうわかっていた。


おかんが「後何年生きられるかわからないけど」って言ったとき、俺は頷くことしか出来なかった。


もう1ヶ月もないだろうなということも。


だから俺は今ある全ての力を振り絞り面倒を見ようと心に決めた。


もちろん、弱音も吐いたけど
最後までお菓子を渡し、アイスを食べさせ、好物の魚を焼いて食べさせた。



俺は頑張ったかな?
俺にしちゃ上出来だよな?



眠る暇もなく、掛かり付けの病院に死亡診断書を取りに行く。


そして葬儀屋との打ち合わせだ。


止まっていたら悲しみに押し潰されると本能的に悟り、動いていないとどうにも落ち着かない。


コンビニで買った焼酎をストレートで一気に喉の奥に流し込む。


酒のせいで涙腺が緩んでくる。


泣くんじゃねえと自分に言い聞かせるがダメだ。


涙を流しながら自転車を漕ぎまくった。


空を見ると東から昇ってくる朝日が無駄に眩しい。


外は何も変わらない。


いつもの毎日が始まるのだ。

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最後に食べたアイスクリーム


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最後に食べさせるつもりだったメロン


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綺麗にしてもらってた爪



PS
誰もが必ず死ぬ。


分かってはいるがやっぱり辛いね。


いろいろあったけどやっぱり親だからさ。


まぁ、でも病院行かずに最後まで家で看取れてよかった。


末期癌特有の痛みも無かったし、抗がん剤を一度も使わなかったのは正解だったかな。



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